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抗酸化物質が目の病気を予防する(目のトラブル編 最終回)

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さて、これまで目のトラブルに関して、しばらく記事を書いてきましたが、「目のトラブル」に関する記事は本日が最終回です。最終回は活性酸素を取り除き、目にやすらぎを与える優秀な成分、物質について紹介したいと思います。

 

目に限らず、からだに嬉しくない活性酸素とは体内に摂り入れた酸素が変化したもの、もしくは紫外線や排気ガス、食品添加物などに反応して発生する物質のことです。活性酸素は体内に侵入してきた有害物質を排除するなど免疫機能の一部として機能しています。しかし、活性酸素が増えすぎると体内で処理することができなくなり、体の細胞を攻撃する有害物質に変化してしまいます。ここでは活性酸素を排除するのに効果のある成分について紹介いたします。活性酸素を取り除くことが、目のトラブル解消・緩和につながります。

活性酸素を撃退するブルーベリー&ビルベリー

目にとって実に有効な食べ物として知られているブルーベリーですが、なぜブルーベリーは目に良いと言われているのかご存知でしょうか。

実はブルーベリーには目の機能を回復してくれる働きがあり、その秘密は、紫色の色素である「アントシアニン」にあります。

目のトラブルや病気は、からだをさびつかせる活性酸素の影響によることが多いのですが、強い抗酸化作用のあるアントシアニンは、この活性酸素を除去する働きがあります。

白内障は紫外線による組織の障害や加齢によるたんぱく質の変成が原因とされていますが、こうした変化にも酸化ストレスが関与しています。また、糖尿病は代謝異常が原因ですが、血糖値が上がって血中で糖と結合したたんぱく質から活性酸素が発生して白内障を、動脈硬化が進行して網膜症を引き起こしたり増します。

こうした酸化ストレスに対抗するのが、ブルーベリーに含まれる抗酸化物質であるアントシアニン。つまり、ブルーベリーを摂取することで目のトラブルや病気を予防・改善することができるのです。実際、欧米ではブルーベリーを医薬品として認可している国もあるほど、高い効果があります。

そしてより多くのアントシアニンが果実に含まれているのがブルーベリーの一種であるビルベリーです。

ビルベリーは北欧の野生種であり、ビルベリーが実をつける頃の北欧はちょうど白夜の季節でで太陽が沈みません。一日中注がれる太陽の紫外線から実を守る能力を高めるため、青紫色の天然色素「アントシアニン」をたっぷりと蓄えるのです。実際に、果肉の色の濃さを比較してみると、ブルーベリーは白っぽいのに、ビルベリーは中身まで濃い青紫色をしています。

そんなビルベリーは、一般的なブルーベリーのなんと5倍ものアントシアニンを含有しているのです。ビルベリーはブルーベリーの中でも特に高い機能性を持っているのです。

 

緑黄色野菜に多く含まれるルテイン

ルテインとは、強力な抗酸化作用を持つ黄色の天然色素で、緑黄色野菜に多く含まれており、人間の体内では主に目の中の黄斑部や水晶体、皮膚、乳房、大腸に存在しており、特に目に対する効果が高く評価されています。

通常人間の網膜は目に入ってきた光を脳へと伝える役割を果たしています。目を開けていれば絶えず光は入ってきますので、それだけ網膜の負担は大きいといえます。ルテインはその網膜を強力な光から保護したり、各種眼病から守ってくれる働きをしているからです。

また目の奥の水晶体が正常に機能する働きを助ける効果もあります。さらに眼精疲労からくる肩こりや全身の倦怠感の緩和にも効果を発揮することから、体内には欠かせない大切な成分といえます。

ただし体内のルテインは、加齢や、紫外線を浴びたり、煙草を吸ったりすることで少しずつ消費され、減少してしまいます。ルテインは体内では生成できないため、日々の食事を通じて継続的に摂取することが大切です。

 

ゼアキサンチンはルテインとともに存在する

ゼアキサンチンとは、ほうれん草やケールなどの緑黄色野菜に多く含まれる天然赤黄色素で、β-カロテンに類似した脂溶性の物質で、ルテインと共にヒトの網膜の黄斑部(おうはんぶ)に存在します。

ゼアキサンチンは、強力な抗酸化作用を持ち、人間の体内ではルテインとともに目の黄斑部を光のダメージから守っています。

ルテインとゼアキサンチンは、人体においてかならずセットで存在しています。というのも体内の代謝により、ルテインは適切な量のゼアキサンチンに変換されるからです。

ゼアキサンチンとルテインはどちらも基本的な働きは似ていて、網膜を保護する働きに優れていますが、ゼアキサンチンの方が黄斑部により多く存在しています。

これはゼアキサンチンのほうがルテインよりも強力な抗酸化作用を持っており、黄班部のさらに中心部分を、活性酸素の害から守っていることを意味しています。

なお、ゼアキサンチン、ルテインともに、紫外線や青い光(ブルーライト)のダメージから目を保護してくれていることから天然のサングラスとも呼ばれています。

 

クロセチンには眼精疲労を軽減する効果がある

クロセチンは、眼精疲労に効果的な成分として知られていて、主にクチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素のことです。

ニンジンに含まれるβ-カロテンやトマトのリコピンの仲間(カロテノイド)で、体の錆びつきを防ぐ「抗酸化力」に優れています。クチナシやサフランは古くから生薬としても用いられ、人々の健康に寄与してきました。

クロセチンは、目のピント合わせに重要な働きをする、毛様体筋の緊張を緩和することで、血流を改善し、コリをほぐす効果が報告されています。これにより、眼精疲労、疲れ目、ぼやけ、かすみなどを改善し、視界をクリアにする効果が明らかになったのです。

さらに特徴として、分子が小さいため、体内に吸収されやすく、水にも油にも溶けやすいため、体の隅々で働く事ができ、短時間で効果が期待できることが挙げられます。

また睡眠障害を改善する効果もあるとして、研究が進められています。

しかし、唯一の欠点は、クロセチンは植物に含まれる天然の色素成分のため、人間の体内で合成することはできません。意識的に摂取する必要があります。

 

アスタキサンチンは自然界が生んだ赤い恵み

サケやイクラ、エビ、カニなどに多く含まれているアスタキサンチンの大きな特徴は脳と目の中でも働くことができる数少ない抗酸化物質成分であるということです。

脳と目は、生命活動を維持するために最も重要で、かつデリケートな器官であるため、その入り口にはそれぞれ「血液脳関門」、「血液網膜関門」という、いわば「関所」のようなものがあり、不用な物質はすべてはじかれてしまいます。

この脳や目に必要な栄養素のみを選別するこのフィルターのようなシステムはとても厳重なもので、ビタミンCやビタミンE、β-カロテンなどの抗酸化物質でさえ通れないのです。しかしアスタキサンチンは他の抗酸化物質が通れないこの関所を通過することができる数少ない物質です。

気になる眼精疲労に関するアスタキサンチンの効果ですが、数多く報告されています。富山医科薬科大学眼科による試験の結果、アスタキサンチン5mgを1ヶ月摂取したところ、ピント調節力が改善したそうです。さらにピント調節力の改善に伴い、肩こりや目の奥の痛みが改善したという報告もあります。また藤田保健衛生大学眼科による試験では、アスタキサンチンの摂取量が多いほど、調節にかかる時間が短いことがわかりました。

アスタキサンチンは、活性酸素の中でも皮膚の老化に大きくかかわる物質に対し、アスタキサンチンは特に威力を発揮します。そのパワーは、β-カロテンの約5倍、ビタミンCの約6000倍とされています。

これほどのパワーを有しているアスタキサンチンは自然界が生んだ赤い恵みと呼んでもいいでしょう。

  

さて、これまで目に良いこと、眼精疲労、ドライアイを解消・軽減する方法を紹介してきましたが、「目に良い成分のことはわかった。でも毎日摂り続けることは難しいな」と思う方もいるでしょう。

そういう方は、目の健康を保つためにサプリメント等で必要な成分を補うというのも一つの手段です。

 

明日はせっかくですから、目のトラブルに関するの記事の目次でも作ろうかと思っているのですが、最終回の次の記事が目次というのは、ちょっとおかしいかもしれませんね。

それから、今回の記事で目のトラブルについては最終回ですので、はてなスターやブックマークで感想などいただけますと、明日からの励みとなります。

どうぞよろしくお願いします。