毎日色々なホームページを見ていますが、印象に残っているサイトって何だろう?と考えてみました。
まず思い浮かんだのが、とある牛丼屋さんのサイトです。
ちょうどflashムービーが流行りだした頃で画面の半分位を占める大きな牛丼の写真とそこからゆらゆらと立ち上がる湯気のムービーがありました。
数年経った今でも覚えているなんて相当なインパクトだったのでしょう。サイトの詳細な内容は覚えていないのですが「美味しそうな牛丼」というイメージはしっかりと焼きついています。
インパクトって大切ですね。
さて、その牛丼屋さんのホームページを久しぶりに訪れてみました。
でも残念ながら私の期待は裏切られてしまいました。
牛丼以外のメニューが大きく取り上げられていたり、ポイントが使えることなどが訴求されていました。
ホームページはクリックするとすぐに別のページへいけてしまうことから「移り気なメディア」と言われています。
ユーザーの心をキャッチするためには、「インパクトのあるもので注意を引きキャッチコピーや見出しで素早く興味を引き出し、本文を読んでもらう。」という流れが一つの方法としてあります。
ですが、牛丼屋さんのホームページはこの流れを採用しておりません。
大手3社の牛丼チェーンのページを見ても、各社ともにあまり差別化されていないように思います。
メニューもバラエティに富んでいますので、牛丼だけ訴求するわけにはいかなくなったのかもしれませんね。
もし私が牛丼屋さんのWebマスターでしたら、間違いなく、過去の良かった時のデザインをベースに、現代に受け入れるかたちにします。
フルモデルチェンジではなくて、マイナーチェンジに押さえます。
覚えておいてほしいのですが、ホームページの文章は、ただ説明するだけでは伝わらないことが多々あります。
・興味を引くためのキャッチコピー。
・適当な位置に的を得た見出し。
・リズムのよい文章。分かりやすい例え。
・理解を助ける挿絵。
・簡潔な結論。
そして、「伝えたいこと」は強調したり、繰り返し使ったり、表現を変えて言ってみたりもします。
Webマスターになると、あれこれ試してみて、一番反応の良いテイストのページにまとめなければなりません。
あなたのサイトはどうですか?
伝えたい思いは何でしょうか?
その思いが伝わったらユーザーはどんな気持ちになりますか?
その後ユーザーはどんな情報が欲しくなるでしょうか?
その情報(コンテンツ)へは分かりやすく行けますか?
ぜひ一度見直してみてくださいね。
最後になりますが、牛丼屋さんのページ、昔風に復活してくれないかなぁ。
そう願わずにはいられません。